MacやLinux(Ubuntu)でプログラムやテキスト文章を書くときは、Emacsを使っています。
Windowsではこれまで、秀丸やEmEditorでEmacs風のキーバインドを無理矢理設定して使っていました。 なぜ、WindowsでEmacsを使わないのか?と突然疑問に思い使ってみることにしました。(まあ、きっとたくさんの優れたテキストエディタが存在するからだと思いますが、感覚的に相性が悪いような気はもちろんあります。) こんなページもありますが、たしかに、WindwosでEmacs互換エディタというと、xyzzyやMeadowが有名で、Emacs をもろ使っているという話をあまり聞かない気はします。 ちなみに、xyzzyも利用させてもらっていますが、こちらにもあるように、Emacsの設定ファイルである.emacsを各環境(MacとLinux)で使いまわしたいという気持ちは分かります。 というわけで、手元のXPにインストールしてみました。バイナリが配布されているので、インストールはzipファイルを解凍して適当なディレクトリに配置するだけです。 Emacsのように、生粋のUnixライクな環境で育ったアプリをWindowsで使うと、どうにも戸惑うことが多々ありますが、今回も.emacsをどこに置くのか?という最も基本的なところでつまずきました。 http://www.gnu.org/software/emacs/windows/ 3.5 Where do I put my init file? に親切な解説があります。 色々書いてあって、その人の環境によるというのが実際のところでしょう。無理やりWindows環境に持ってきているので仕方のないところです。私の場合は、cygwinなどを入れているうえに、いろいろ考えるのが面倒だったので、C:\の直下に.emacsを置いてみました。なんとも気持ち悪い配置ですが、まあ設定が効いたので良しとしましょう。 ![]() しかし、いくつか困ったことが。フォントの見た目が悪いというのはご愛嬌としても、IMEがオンになっていると、たとえば、バッファを切り替えようと思って「C-x b」と入力するときに、bがIMEにとられてしまい、Emacsにわたりません・・・・。 これは、なんか解決策を探さないと、どうにも使い勝手がわるいです。 さらに、python-modeがloadされず、エラーになることも判明・・・ まあ、基本的なキーバインドだけでも使えるようになったところで、ひとまず良しとして、追々修正していきましょう。 2010.06.29追記 Pythonモードに関しては、 https://launchpad.net/python-mode から持ってきた、python-mode.el を、C:\emacs-23.2\lisp に放り込んでとりあえず急場をしのぐことに。 |
買ったのを忘れていて、昨日寝室で偶然見つけました。 買ったときはおそらく、30台も半ばになって記憶力などの衰えを感じ、この本に励ましてもらおうと思ったのですが、そうは問屋が卸しません。なにせ書いている人が101歳のイタリア上院終身議員。もとは脳神経のノーベル賞学者です。しかも、科学的に老年になっても脳は進化することを説明してくれるのかとおもいきや、ミケランジェロ、ガリレオ、バートランド・ラッセル、ピカソといった超偉人たちが、晩年までいかに優れた業績を出し続けたかを書いてくれています。「そりゃーイチローはメジャーでもヒット打てるけど、凡人はバッティングセンターでも空振りだよ」と思ってはいけません。脳細胞は年齢とともに死滅するのは確かですが、残った脳細胞はそのネットワークの形を変え、更なる脳の進化を支えるのです。惰性で生きず、広い視野とバランスのとれた思考を持ち続けることが重要だと言っているような気がしますが、この圧倒的な才能の差はどう埋めたら良いのだろう?という点はすこし考察する価値はあるかもしれません。 とにかく、著者の知識が膨大かつ緻密で、偉人たちのオムニバス伝記としても楽しめます。原著はイタリア語なので読めませんが、訳はとってもこなれています。ちょうど会社を定年退職したお父さんお母さんにプレゼントするとよいかもしれません。 |
拙著の出版でお世話になった技術評論社の編集の方から、出ることを事前にお知らせされていて、期待していた一冊です。翻訳書はわけのわからない訳だと読んでいて疲れるので、ほんとは気合い入れて原著で読んじゃおうかとか思っていたのですが、内容を確かめてから買おうと思い、今日本屋さんへ行ってきました。ぱらぱらとめくってみると、原著の時点では2.5対応だったものを2.6以降も視野に入れた記述にしたり、訳もかなりこなれていたので、これはいいなと思い購入しました。 さっきまで読んでいましたが、この本かなりいけてる予感がします。実際のコードを見て、「そうそう、こういうふうに書くとかっこいいよねー」と同感したり、「あー、そうね。そういう方法もいいよねー」と感心したり、Python好きで良かったーと思いつつ、すぐに使えて、自分が成長できる(している気になれる)技が満載です。しばらく楽しめそうです。 |
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