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Sublimeと恋に落ちられるか?
学生時代、研究室で使っていたときから数えると、20年くらいEmacsを使って来ました。途中、秀丸さんにお世話になったときもありますが、それも2年くらいなので、Emacs人生長いです。

しかし、最近、日本語を入力していると、変換を確定した瞬間に、たったいま入力した文字列が消失するという謎のエラーに見舞われるようになり、ちょっとストレスだなーと思っていました。思えば、Carbon Emacsではなくなった頃から、調子がおかしくなり始めたなーと思ったりしましたが、今回話題のSublimeへ乗り換えを検討してみることにしました。

まあ、とは言っても、Emacsキーバインドから抜けられる訳はないので、まずはPackage Controlをインストールしたあとに、SublemacsProを設定。

まあまあEmacsキーバインドを再現してくれますが、Ctrl-X,Ctrl-Fが効かないなーと思っていたら、Projectにフォルダを追加する必要がある模様。Projects-Add Folder to Project...で設定できます。

最近Sphinxでドキュメントを書くことが多いのですが、デフォルトのカラースキームが今一つ。
そこで少し探して、これを入れてみました。結構いい感じです。

少しずつ慣れてきてはいますが、まだまだ問題が噴出。特にバッファを切り替えるとき、IMEがONだと、「Ctrl-X お」ってなって、Emacsのインラインパッチあてたくなる。
ただ、Pythonのソースコード書いている時は、かなり便利。これまで、入力補完なんて、使うヤツは甘すぎると思ってましたが、歳とってきたので、少しは楽をしてもいいかなと最近思いはじめました。近代的なエディタはすごいです。まるで、浦島太郎。まだ、恋には落ちてませんが、Pythonでカスタマイズできることもあり、Sublime少し使ってみようかと思います。

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【2015/10/30 19:14】 | プログラミング全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ipython notebookでつくるスライドの余白
Pythonのコードと実行結果をまとめて保存できるipython notebookは便利です。
最近、こんな勉強会を毎月やっているので、ここでの発表資料を作る時、ipythonからslideを作ることもできて、さらに便利です。たとえば、こんな記事が参考になります。

ただ、普通にやると、どうもスライドの余白が大きくて、実際に内容が表示される部分の幅が狭い。
同じことで悩んでいる人がいるぜーと思い、すぐに解決かと思ったんですが、プチ嵌まったので、メモ。

reveal.jsの最新版はここから入手出来ますが、ipythonがreveal.jsの3系に対応していないらしく、2.6.2を使う必要があります。

ipython nbconvert myslide.ipynb --to slides --post serve

とすると、規定のブラウザが立ち上がって、スライドが表示されます。同じディレクトリに、revela.jsフォルダがあると、自動的にそこを読みに行ってくれます。ここに、3.1などのライブラリをおくと、

Reveal is not defined

というJavascriptのエラーが出て、画面が真っ白。
一方、reveal.jsフォルダがないと、親切に、

[NbConvertApp] Redirecting reveal.js requests to https://cdn.jsdelivr.net/reveal.js/2.6.2

となってしまい、どうやって、reveal.jsを修正すればいいんだーと、なったわけです。
解決は、こちらのエントリー。さすがstackoverflow(名前が縁起でもないですが)

個人的には、
ipython nbconvert myslide.ipynb --to slides --reveal-prefix reveal.js(カスタマイズしたファイルがあるフォルダ)
で、スライド用のhtmlを生成して、
python -m http.server
として、localなWebサーバを動かすのがよいかと思います。
【2015/10/12 17:46】 | Python | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
テクノロジー失業
たまには、プログラミングとは少し違う話を。

人工知能がブームです。基本的には流行に乗るのが嫌いなので、傍観していたい気もあるんですが、機械学習とか、Deep Learningとか言われてしまうと興味が出てき、アルゴリズム自体は研究などに使っています。個人的には、Deep Learningのライブラリは、Kerasがおすすめです。

まあ、その辺はいいんですが、人工知能が進化しすぎると、人類が人工知能に支配される的な恐怖が語られることがありますが、個人的にはそこは心配していません。「電源抜けばいい」という議論もありますが、今の世の中すべてのコンピュータの電源抜いたら、生活できないので、それは難しいかもしれませんが・・・。
ただ、この件に関しては、現在の世界の金融市場は、ほとんどアルゴリズム取引で、あまりに高速すぎて、人がついていけていないという話もありますから、すでに特定の分野では、アルゴリズムに人が支配されているという話しも成立するかもしれません。

個人的に本当に懸念していることは、人の仕事がアルゴリズムに奪われる件です。たとえば、自動改札なんて、私が幼いころ(今から30年くらい前ですが)は、まったく無かったわけです。駅員さんが怒濤のように押し寄せる乗客の切符を、一瞬で乗り越しではないか、判断していたわけですから、それはそれですごいですけど、今どき都会じゃそんな光景目にしません。
アルゴリズムがとって代わるのは、単純作業だろと、思いたいところですが、実はまったくそうではありません。それこそ、税理士、公認会計士あたりは現時点でもかなり危なく、さらには弁護士、医師にまでその領域は広がりそうです。つまり、高度な仕事をしていると思われるいる分野も、仕事が機械に奪われる危険性があるわけで、これを「テクノロジー失業」と呼ぶようです。
もちろん、仕事は機械にまかせて、楽園のような生活ができればいいですが、おそらくそうはならないでしょう。資本家の富が増えるだけで、庶民はますます貧しくなる可能性があります。政治が頑張って、ベーシックインカムのような制度を実現できるとよいですが、ちょっと難しい気もします。

というようなことが書いてあるのが、次の2冊。どちらも同じ著者ですが、「機械との競争」の方が先に出たものです。ザ・セカンド・マシン・エイジは最近刊行されてこちらも面白かったですが、ちょっと分厚いので、お忙しい方は比較的さらっと読める「機械との競争」がいいと思います。


先日、今の勤め先の研究室でこの話をしたら、結構みなさん楽しんでくれました。こういう社会科学の専門家では無いですが、興味ある分野なので、これからも追っていきたい話題の1つです。
【2015/10/04 13:47】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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