長い間、@seiji_zenitaniが作成されたCarbon Emacsパッケージを使ってきました。MacOSでは、インストール一発で、ほとんどすべての設定が揃っている完成度の高さから、親が年金生活になったのに、引きこもっているいい大人みたいにずっと使ってきました。
しかし、最近Sphinxでドキュメントを書くようになって、ReST形式のファイルにEmacsで色を付けようと思い、rst.elを導入したら、うまく動かず。どうやら、Emacs22は見捨てられているようで、Emacsは好きだけど、.emacsの設定とか、ほんとよくわからない、という軟弱者ですが、一念発起、Emacs24.3へ引っ越しすることに。 ありがとー、Carbon Emacs。ありがとー、銭谷さん(Carbon Emacsの作者です) さて、MacOSでEmacsを入れようと思うと、以下の3つくらいの選択肢があるよう。 ・ソースにパッチをあててコンパイル ・Homebrewを使う ・パッチのあったたバイナリを持ってくる ソースからコンパイルしようとするも、いきなり./configureで失敗。まあ、暇があったら、原因突き詰めてみます。でも、バイナリあるから、そっちにするか。brewはあんまり好きじゃないんで、今回は見送り。 起動直後に、ReST形式にデフォルトで対応していることを確認。おー、思い切って長く暮らした実家(Carbon Emacs)を飛び出した甲斐があったというものです。 Carbon Emacsに操作性を近づけるべく情報をかき集めます。 まず、~/.emacsでの設定ではなく、~/.emacs.d/init.elでの設定になったようなので、その流儀に従うことに。この際、.emacsがあると、init.elを読んでくれない仕様にプチはまり。このへんは、Emacs23 (Cocoa Emacs) 入門から中毒までが参考になります。 インラインパッチがあたっていないと、たとえばバッファを分割するとき、C-x 2の2がIMEにとられます。っていうのは、知っていたんですが、それを丁寧に検証している方がいらした。すごいです。 ただ、デフォルトでは、IMEのON/OFFがバッファ間で共有されていて、文書を書いている途中で、Find fileとかしてミニバッファに移動したとき、ファイル名が日本語になるのは、勘弁。どSな感じですが、emacsのIMEを便利にコントロールするがすごい。このまま、使わせていただきました。 入力の状態がわからないとこまるなーと思っていたのですが、インラインパッチの性能が思った以上にすごい。ZDNetのページを参考に、こんな感じにできます。もちろん、(mac-get-current-input-source)をscratchで、C-jで評価すればどんなIMEでも大丈夫。
フォントは、デフォルトでも悪くはないなーと思っていたのですが、このページを参考に変更。やっぱり見た目がいいとやる気がちょっと出ますね。 しばらく使ってみます。きっとCarbon Emacsの痒いところに手が届く設定の数々に気がつき、その度に「う、めんどくせー」とか言いながら、設定を追加していくと思いますが、22->24の移行が思ったほど苦労しなかったので、よかったです。 スポンサーサイト
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