分散型のバージョン管理システムと言うと、Linuxのソースコード管理に使われているGitが有名です。また、広く使われているホスティングサービスとしては、GitHubがあります。ちょっとしたプログラムのバージョン管理やソースの公開には、これらのソフトウェアやサービスがとても便利だと思っておりましたが、Python使っているんだったら、やはりmercurialとbitbucketでしょー、ということで今回これらを利用してみることにしました。
mercurialは、Pythonで作られた分散型のバージョン管理システムです。中央に管理サーバーがなくても利用できることや動作が軽快なところが売りのようです。また、使いやすさも強調されていますが、たしかに少し使ってみた感じではかなり使いやすいです。まあGitよりmercurialのほうが愛があるという話もありますが。mercurialをインストールしたら、管理したいソースコードが入っているディレクトリへ移動して、
とします。 .hgなる管理用のディレクトリが作成されますので、次に履歴を記録したいファイルを追加して、commitします。
viが起動してコメントを入力すれば完了です。-mオプションでコメントをコマンドラインから指定することも可能です。ちなみに、MacOSXでは最初「ユーザー名がわからない」旨のエラーが出ました。その場合は、ホームディレクトリに.hgrcを作成し、このなかにユーザー名等を記述します。起動するエディタなどさまざまな設定がこのファイルで出来るようです。 bitbucketは、mercurialを使っている方々に便利なコードホスティングサービスです。githubとものすごくサービスが似ているので、乗り換えても、一瞬どっちのサイトにいるのかわからなくなるほど操作性に違いはありません。ひとつだけgithubにあってbitbucketに無いサービスとしてこんな感じのプロジェクト紹介用の静的なWebページの作成機能があるように思えたのですが、ちょっとした裏技を紹介してくれている人がいます。世の中すごい人が多いです。 参考文献としては、日本語唯一のmercurial解説書だと思われる以下の書籍が秀逸です。最初はstep by stepで使い方を解説してくれて、本の中盤からはちょっと高度な利用法がわかります。しばらく、mercurialでローカルのファイルの管理をしてみようと思います。
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