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macでタブレット使う時はInkをOFFに
なんだかんだで、オンラインでの会議や講義がメインになってそろそろ1年になってしまいました。

タブレットをホワイトボードのように使って、図を描きながら説明できるといろいろと捗るのではないか?と考えて、散歩がてら吉祥寺のヨドバシカメラへタブレットを買いに行ってきました。

タブレットには何も表示されない板タブと、タブレットに画面の一部が表示される液タブがあるくらいのことは理解していましたが、機種は決めずに行きました。タブレットが結構人気なようで、売り場には結構人がいます。店員さんに説明を受けているお客さんの横で盗み聞きしていたら、初心者にはWacom Oneがおすすめということで購入を決定。

帰ってきてひとまず接続。よしMy new gearを手に入れた!と思っていたのですが、どうもうまく書けない・・・。

zoomのホワイトボードとGoogle Jamboardでは、線を引けたり引けなかったりする。液晶保護シートを貼ったので接触か?と思ったり、そもそも自分がタブレットのペンの使い方を分かっていないのか?と思って、うまく書けるように練習したり・・・。

やっぱりソフトが悪いんじゃないかと勘違いして、OpenBoardの存在を知りインストール。ソフトとしてはすごい良さそうなのに、今度は全然書けない・・・。書こうとすると、付箋みたいなものが出てきて、そこに線が引かれて付箋ごと消えるという謎の状態に。

いろいろ試行錯誤をしていたら、タブレットを接続すると自動的に有効になるmacの機能Inkが原因ということがわかりました。

Inkはタブレットなどで手書きした文字を認識してくれるツールのようですが、そもそも日本語に対応してません。どんなソフトでタブレットを使おうとしても、このInkが介入していることで操作性が低下していた模様です。InkをOFFにすることで、思う通りに書けるようになりました。よかった。

タブレットを日頃から使っている人には常識なのかも知れませんが、新参者過ぎてハマったのでメモしておきます。Inkに気が付かず使えなかったら、このブログで誰かにあげてしまおうかと思っていましたが、うまく書けるようになって気に入ったのでしばらく使ってみようと思います。
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【2021/02/20 17:15】 | PC設定 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
SSDで無音NASを作ってみた
1週間前の土曜日にNAS(network Attached Storage)でも買おうかと思い、秋葉原のヨドバシカメラへ行ったのですが、SSDのNASってないんですね・・・。20年くらい前大学生だった頃は、自分の部屋に常にPCのパーツが転がっていて、PCを組み立ててはFreeBSD、BeOS、LinuxやWindowsNTをインストールして喜んでいました。でも最近はすっかり自作素人に・・・。というわけで、SSDのNASでも作ってみようかと思い、ちょっと奮闘したのでメモ。

ヨドバシカメラを出て、少し歩いて中央通り沿いのTSUKUMOさんへ。結構NASのケースがあります。どれが良いのかさっぱりわかりませんが、QNAPのTS-231Kを選んでみました。中身のSSDを買おうと定員のお兄さんに声をかけると「SSD高いから、HDDの方が良くないですか?NAS専用のHDDもありますよ?」と言われ、8TBのSEAGATEのHDD(IRONWOLF)を2つ購入。HDDやSSDにすごい詳しいお兄さんで、最近のトレンドなどいろいろ教えてもらったので感謝しております。早速家に帰って組み立ててみると、やっぱりHDDのカリカリ音がうるさい・・・。

なぜ、すっぱりSSDを買わなかったんだと2日くらい悩んで、やっぱりSSDにしようと思い立ち、AmazonでWestern DigitalのSA500(4TB)を2つ購入。こんなモノが買った次の日に来るとは、世の中すごいことになったものです。

HDDは8TBx2をRAID1にしてましたが、SSDを4TBx2でRAID0にすれば、容量は同じ。しかも無音。QNAPの筐体にファンがありますが、これは起動時以外はほとんど音がないので快適です。

NASはmacのTimemachine用にしようと思っていたので、いざ設定と思ったらプチ嵌まったのでメモ。QNAP内でユーザを作り、2TBくらいのボリュームを別に用意して、ここにこのユーザの共有フォルダを作ります。共有フォルダを作る時に、「Timemachine用にする」みたいな設定をチェックすれば、mac側からはSMBの共有でOK。SMB3.0の設定はQNAP側でデフォルトでそうなってました。いざ、バックアップをしようと思ったらmacのディスクがいっぱいになって、強制再起動というトラブル。なんだ?と思って調べてら、Dropboxフォルダをスマートシンクにしていると、これをバックアップする際に、全部ダウンロードしてスナップショットを作ろうとして落ちるということらしい。スナップショットを内蔵ストレージに作るのがたぶん良くない。Dropboxフォルダは、もともとmacのホームディレクトリからシンボリックリンクで、別の外付けSSDに保存されていたので、見た目より容量が多くてパンクした模様。いったんDropboxフォルダを外部SSDに全てダウンロード。こうするとmac側が「でかくてバックアップの時にスナップショット作れん・・・」と判断してくれるのでうまくいきました。

と言うわけで8TBのHDDが2台余ってしまったので、欲しい方はご一報ください。

2021.02.20追記 1台はNASのバックアップに、もう1台は無事に引き取り手が見つかりました。
【2020/12/26 19:49】 | PC自作 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造(講談社)
いまから約1年ほど前の2019年11月に、講談社さんから「Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造」という本を出しました。書いた時の苦労話は、先日寺田学さんのラジオに呼んでいただき話ました。全体は1時間半近くあって、この本の話だけではないので、万が一時間が余ったら聞いてみてください。

さて、この本は「数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム」という、いかつい名前のコンソーシアムのもとで編集された教科書シリーズの1冊です。編集委員のお1人である京都大学の下平先生から執筆を依頼されたのがこの本を書くきっかけでした。ちなみに、下平先生には今年の5月に、私が主宰する「みんなのPython勉強会#57」にご登壇いただきました。貴重な映像がYouTubeにアーカイブされているので、興味ある方はご覧ください。下平先生の話は、1:30:50あたりからはじまります。かなりためになります。

アルゴリズムは現代のコンピュータ社会を支える屋台骨なので、関連書籍は山ほどあります。最近はPython自体がブームなので、昨年執筆していた時点ですでに、アルゴリズムの解説をPythonでやるという本が何冊もありました。また、大学や高等専門学校の教科書として使われることが想定されていたので、重要なトピックが漏れないように、ある程度書かなければならない項目も決まっていました。

何か工夫をしないと数多くある類書に埋もれてしまうと思い、大きな裏テーマの1に「アルゴリズムの学習を通じて、プログラムスキルを伸ばす」というものを設定しました。

なにごともそうですが、プログラミングは実際に書かなければ書けるようになりません。でも、ただ書けと言われても何のプログラムを書いたらいいのかわかりません。そこで、プログラムを書けるようになるための題材にアルゴリズムを使うと良いのでは?と思ったわけです。このあたりの気持ちは、まえがきにも書いてあります。

たとえば、再帰はプログラミングの中でもわかりにくい項目の1つだと思います。一方でマージソートやクイックソートは再帰を使った実装が一般的です。本書では、再帰の理解の助けになればという思いから、前段として関数を段階的に呼ぶコードを載せてみました。

Pythonでリストをソートしたいと思ったら、sortメソッドかsorted関数を使うだけです。正直、ソートのアルゴリズムを知る必要はありません。それが最近のプログラミングスタイルだと言うこともできます。ただ、ソートのアルゴリズムを知り、それを理解してプログラムのコードに落とし込む作業は、プログラミングスキルをかなり鍛えてくれます。ソートのアルゴリズムを忘れてしまっても、プログラミングスキルは残るでしょう。それが私の意図したところです。

この本の後ろの方では、公開鍵暗号、ブロックチェーン、Burrows-Wheeler変換など多彩な話題を取り入れてみたので、楽しんでいただけると幸いです。コードと演習問題の答えはすべてGitHubで公開されています。

アルゴリズムを題材にプログラミングスキルを伸ばすというスタイルが、もっと普及するといいなと思い、出版から1年弱を経てブログ記事を書いてみました。もし、みなさんの周りにプログラムが書けなくて困っている人がいたら、是非この方法をすすめてみてください。私も教育題材として使って、その効果を確かめていこうと思っています。
【2020/08/31 15:26】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Visual Studio CodeのTexでスニペット
Texで文章を書いていると、サンプルコードの挿入や、図表の挿入で結構いろいろ書かねばなりません。こうした決まり文句は、snippetとして登録しておくと便利です。これ自体は、VSCodeの基本機能なので、「Code」ー「基本設定」ー「ユーザスニペット」として、拡張子ごとのjsonファイルを編集すれば良いだけです。

個人的に2箇所ハマったので、メモ。

まず、VSCodeにEmacs Friendly Keymapを入れている私は、Ctrl+spaceが補完候補の表示ではなく、範囲選択の開始になってます。これは、慌てずEmacs Friendly Keymapのドキュメントで、Ctrl+(単一引用符)に代替されていることをいまさら知りました。

もう一つは、tex.jsonを編集してもダメで、latex.jsonを編集する必要がある点。これは、気が付くまでにすこし時間がかかりました。(拡張子).jsonを編集すればいいのかと思ったら、違うというトラップが。Latex Workshopを入れているからなのか?とか疑いつつ原因の究明には至っておりません。

何はともあれ、これでVScodeでも快適なTexライフが送れそうな気がします。
【2018/12/05 11:37】 | VSCode | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
macOS Sierraでsudoしているのに、Operation not Permittedとか言われる件
世の中どんどん世知辛くなっているような気がしますが、macOSにまで・・・。
jumanを入れようとしたら、sudo make installで怒られるハメに。

すぐに解決策は見付かりました(こちらのページ)。

ただ、このページの解決策はちょっとやりすぎな気がしたので、/optあたりを新設して、その下にインストールするのがよさそうです。
【2017/10/21 14:02】 | PC設定 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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